やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

『人間交差点フェス2018』に行ってきました!感想(その2)

試練の時


人間交差点フェス2018』に行ってきました。前回までのあらすじ↓
ese.hatenablog.com
お次はDJ IZOH + DJ KENTAROですが、ご飯タイムに。
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JINさんプロデュース「汁ヲ抜クベキ汁なし担々麺」です。旨い。もっと辛くてもいいけど。麺がうどんなのがいい。
そろそろ雨がポツリポツリと始まったので上下ウインドブレーカーを着こんでおく。


Base Ball Bear
私はベボベのことをあまりよく知りません。アルバムを聴きましたが、そんなにピンとこなかった。
彼らは去年も出ていて、その後新たな音源はなし。どうするのかなーと思いましたが、今年は3ピースとして登場なので、それ自体が新しいのね。
ベボベは、音源聴いてもライブ見ても、やはりベースが弱いと思うのです。グルーヴ感があるわけでもないしメロディアスなフレーズを弾くわけでもないしただコードのルート音弾いているだけに聞こえるのですが、ファンの方は関根さん(見た目ではなく音)についてどう思っているのかな。
堀之内さんのドラムはいいですね。スネアの音もプレイも90年代っぽさがある。とても安定感のあるドラミング。あと、ドラムなのにいちいちパフォーマンスしてくれるのがいい。
「僕ら3ピースバンドになりまして、RHYMESTERと同じですよ」とうれしいことを言ってくれるこいちゃん。
この頃から雨がまあまあ本降りになってきました。こいちゃんも「雨大丈夫?僕の話聞いてる?ひとりでしゃべっていると不安になるよ」と言っていてごめんよ。でも雨対策大事なのでね。


ここでももちろんRHYMESTER登場で『THE CUT』。この曲はもちろんやると思っていましたが、去年もやったからなーと思っていたら、今年はドラムとラップだけで曲スタートし、その後ギター・ベースが入るというアレンジ。これ、カッコいい!
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BAD HOPは遠くから何となく眺める程度で見ていました。
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ワイン飲みながら。
こういう「悪そうなヤツはだいたい友達」の友達同士がラップグループを組むのはいいことだ。「川崎で有名になるには人殺すかラップするかだ」というフレーズがありましたが、そりゃ後者の方がいいよね。
8人もいたら全員ラップ上手いわけじゃないですよね。というか、全員ラップしてる?オレンジのパーカー着ていた子、全くラップしてなかったような気がするのですが…。
徐々に雨が強くなってきた時間なのでお客が重いのは仕方ないですが、「盛りあがれる人どんだけいるんだ!」と何度も煽るのは「何回言うねん!」と思ってしまいました。


肝心の音楽は、トラックもフロウも最新型。今のUSラップそのものです。私はおっさんなのでRHYMESTERのようなきちんとリリック聞こえるフロウの方が好きですが、若い子は新しい音楽をやるべき。新しい音楽は古い世代に理解されなくていい。古い世代が理解できないから新しいんだ。それでいいんだ。


GOMA&The Jungle Rhythm Section
GOMAさんは名前しか知りません。ディジュリドゥという楽器のことも知りません。前説に登場したDさんは「グルーヴってよく言うけど説明しにくいよね。これです。これがグルーヴです」と言っていました。
ステージにはドラムとパーカッションとパーカッション(正式な楽器の呼び名が分からない)と、ディジュリドゥ。リズム楽器だけじゃん!
リズム楽器隊がステージを十分盛り上げ、GOMAさん登場。演奏するのはディジュリドゥではなく、黒い棒。これ、何だったの?私からは塩ビ管にしか見えませんでした。塩ビ管を吹いて音を出す。これ、ちゃんとした楽器なの?でも、塩ビ管がいいグルーヴを生む。倍音成分多めで、大地が揺れる。
その後ディジュリドゥでも会場を揺らしまくりでした。こういうプリミティブな楽器は、こういう野外が強い。この雨でさえもトランスを強化する武器になる。ロックバンドやヒップホップグループとこういうジャンル分け不能な音楽が一緒に出れる、そして出ても違和感がないのがこのフェスの力、「ハブ」としてもRHYMESTERの力。


GOMAさんは楽しかったですが、このまま雨に打たれ続け立ち続けてラストまでいるのは辛いなと思い、途中からフードエリアのチェアに移動し、少し休憩。
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ビーナスフォートに行こうかなと思いましたが、そこまで歩くのも面倒くさい。ウインドブレーカー上下の上にポンチョも羽織っているので雨に打たれるのは問題ない。なのに会場内にはまだTシャツのみの人が何人かいる。あなた、正気か!


BRAHMAN
むむむ、私はパンクを全く通っていないので、彼らのこともよく知りません。TOSHI-LOWさんが鬼だということしか知りません。
1曲目は何とRHYMESTER『耳ヲ貸スベキ』!これをバンド演奏で!この曲、あのベースラインさえあればもう成立しちゃうね。
その後TOSHI-LOWさんは客席に移動し(お客さんがTOSHI-LOWさんの足を持って支えている!)、そのまま客席で歌います。お客さん、辛くない?重くない?
MCでは「宇多丸がどんどん売れてラジオテレビに呼ばれて、RHYMESTERのライブが減っていく。そうなると、Mummy-Dは暇になる」
「90年代、パンクとヒップホップなんて全然別の場所で切磋琢磨していたけど、今になってシーチキンになるとは」
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パワーワードを連発していました。ライブはあまり記憶がない。曲を知らないから記憶に残らないんだろうな。


さて、雨はもう二度と止まない勢いで降っています。そろそろ夕方試練の時。しかしPUNPEEだから立ち上がろう。続きは次回。


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STARTING OVER

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