やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

マイナンバーカードを作ってもらいたいなら

金で釣るのではなく価値を出せ


マイナンバーカード、作っていますか?私はまだ作っていません。
別に「政府に個人情報を管理される!」「個人情報が漏れる!」とかを心配しているわけではありません。そもそも、既に個人情報はあらゆるところに漏れていると思っているからです。
ではなぜ作らないかというと、作る必要性を感じないからです。
f:id:ese19731107:20211211204020j:plain
マイナンバーカードがあればコンビニで住民票を発行できるよと言われても、その必要があるのって一生のうち何回ありますか?保険証の代わりになるよと言われても、既に保険証持ってるし。
持つと生活が便利になるということが、想像できないのです。メリットがない。


そこで、私が「こうだったらいいな」と思うマイナンバーの使い方をいくつか書きます。

市役所へ行く→専用の端末にマイナンバーカードを読み込ませる→自分の困っていることを選ぶ・入力する→利用可能な制度が一覧で表示される→該当の部署に行き、手続きをする。

国って、様々な制度を用意していて、あらゆる場面で使える制度があるんですよ。
収入が少なく生活が苦しいなら、各種税金・国民年金NHK受信料の減免が受けられたり、医療費が高額で困ったとしてもある程度の金額以上は払わなくていい(一度払って後日還付)制度があったり、入院費や入院中の食事代だってその人の収入によっては抑えることができます。
また、新しい事業を始める際の補助金や売上が減少したときの助成金などもいろいろあります。
しかし、様々な条件(収入・家族構成など)があるし、この場合はこれ、この場合はこれといった具合にその内容によって使える制度は違います。
これらが市や県や省庁のホームページに羅列してあっても、どれが使えるのか分からないですよね。せっかくの制度があっても周知が難しく、必要な人に支援が届かない。
そこで、マイナンバーカードなんじゃないですか!


同じように、マイナンバーカードの端末で住民票の移転ができれば、引っ越しも面倒でなくなる。現在の「まず今住んでいる地域の市役所で転出届→次に新しい市役所で転入届」って面倒ですよね。これを新旧どちらかの市役所で1回やるだけで住民票の移転処理完了とできないですかね。


もうひとつ。マイナンバーカードに自分のかけている保険情報も紐付けされていれば、ボタン一つで年末調整できるようにならないですかね。確定申告だってもっと簡略化できないですかね。
その他、病院カルテだってマイナンバーを通じて共有化されれば、別の病院にかかるときに病院側も患者側もありがたいです。薬の情報を他の薬局で見るのも、おくすり手帳いらずになります。


そのためのマイナンバーなんじゃないの?デジタル庁、そういう仕事をしてください!


でも、そのためにはマイナンバーカードに様々な情報を紐付けしなければなりません。そうすると、そこでまた世論の反発があるんだよなー。
何が心配なの?各種情報が紐付けされていたって、それぞれの部署では該当部署の範囲の情報しか見ることはできないんですよ。病院でその人の収入は見れないし、税務課でその人の病歴は見れないんですよ。
コロナ10万円の給付金だって、マイナンバー制度がしっかり整備されていれば迅速に給付することができたのに。


今政府がお金をぶら下げてマイナンバーカードの取得を勧めているのは、政府が個人の情報を管理したい(見えるようにしたい)からだと思いますが、それの何が嫌なの?きちんと管理してもらってつなげてもらって利便性が高まった方がよくないですか?


なので、私はマイナンバーカードを作ること自体には反対ではないのですが、今現在だと作るメリットがないから作らないだけです。政府はお金で国民を釣るのではなく、「こういうメリットがありますよ」をPRすべきだと思うのです。PRというか、そういう仕組みや制度を作るべき。PRはその後の話。


岸田首相、よろしくお願いします。


関連エントリ↓
ese.hatenablog.com
ese.hatenablog.com